やりがいと魅力がたくさん
ケアプランの作成や調整業務が主な仕事となるケアマネですが、どちらかといえば介護業務よりも事務作業がメインになってしまうため、「介護職のやりがいを感じられないのでは？」と思っている人もいるかもしれません。ここではケアマネのやりがいや魅力について詳しく紹介していきます。
利用者により良い変化が見える
ケアプランは利用者がもっと暮らしやすくなるために必要な介護サービスを提供するための計画書です。ケアマネが作成するケアプランによって、元気になったり要介護度が低くなったりと、利用者やそのご家族により良い変化が見えるときに大きなやりがいを感じる人も少なくありません。また、利用者やご家族と直接やり取りしながらケアプランを作成していくため、ご家族と信頼関係を築きやすいポジションでもあります。そのため頼りにされることも多く、良い変化が見られたときなどは直接感謝されたりもします。
自分で働き方をコントロールできる
ケアプランの作成や連絡調整、計算などの事務作業が主な仕事になるため自分でスケジュールを組み立てながら働くことができます。また、現場で介護業務を行っている介護職員に比べて体力を使う仕事がはそれほどありません。介護業務には排泄の介助や入浴の介助など身体的にハードな仕事も多いため腰痛を抱えている人も多くいますし、それなりに体力がなければ続けていくことはできません。ですが、ケアマネは事務作業が中心となるため年齢を重ねて体力が衰えても続けていくことが可能です。実際、介護職員の平均年齢とケアマネの平均年齢ではケアマネの方が高めです。
気苦労が多いからこそ喜びも多い
地域包括支援センターで働いているケアマネは、居宅ケアマネや施設ケアマネよりも難しいケースを多く担当しているため気苦労が絶えません。ですが、問題が大きければ大きいほど解決したときの喜びも大きくなりますし、地域に関わりながら仕事をしているため、「地域に貢献している」という実感を得ることもできます。
責任を感じながら働くことができる
ケアマネはケアプランの作成や調整業務が主な仕事ですが、思っているほど単純な仕事ではありません。
まずは利用者やそのご家族を良く知ることからはじめ、実際に介護サービスを受ける手続きを行ったり、居宅ケアマネであれば生活しやすいように住宅のバリアフリー化を提案したりなど多岐に渡っています。また、自分で判断しながらすすめていくことも多く、自分の知識や対応がそのまま利用者の状況に反映されることもあります。そのため、体力的には楽ですが、精神的には決して楽な仕事ではありません。ですが、それは自分の行動次第で良くも悪くもできる、ということでもあります。「利用者が笑顔で暮らせるようにケアプランを立てる！」と責任感を持って仕事ができるのは、ケアプランを作成するケアマネだからこそできること。責任感を持って仕事をするのは大変ですが、その分大きなやりがいも感じられます。
